会長挨拶

第53回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会
会長 代田 浩之
順天堂大学大学院医学研究科 循環器内科学
 

第53回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会を平成31年1月12日(土)・13日(日)の2日間、都市センターホテルにて開催いたします。我が国の成人病・生活習慣病研究をリードする本学会を開催させていただくことを大変光栄に感じると共に、身の引きしまる思いであります。専門家が一堂に会するこの会を充実したものにするべく、しっかりと準備をして行きたいと考えています。

さて、本学会のメインテーマは“社会への貢献”と致しました。近年の生活習慣病に関する基礎及び臨床研究の進歩には目を見張るものがありますが、その結果がどのように社会に還元され、実際に応用されているか、またその展開の中で医療チームはどのように構成され、多職種連携は如何に機能しているか、いま一度論議してみたいと思っています。また、社会との連携においては、最近注目されているIoT、そしてAIはどのように利用されるのかなど興味あるテーマです。

さらに、我が国は世界に類を見ない高齢化社会を迎え、その中で心の交流と、近くで差しのべる多くの手が必要とされる高齢者医療を支えるために私たちがどのような貢献ができるか、社会から大きな期待が寄せられています。

このような背景から、生活習慣病におけるアカデミアと社会との関わりを楽しく、そして活発に議論していただきたいと考えています。多くの皆様の参加をお待ちしています。

平成30年2月吉日